お正月は古来より年の始まりの節目として、様々な神事・行事が行われ、神社と深く結びついております。また、年の初めに1歳の齢を重ねるという考えから、大変重要な慶事としてお祝いを致します。
毎年年末には、大掃除をすると共に神棚も掃除をします。そして、新しい御神札(おふだ)を氏神様「お住まいの地域の神様」の神社で受けて、神棚の御神札を新しい物と取り替えます。毎年御神札を新しく取り替えるという事は、生命の若返り、さらなるご加護を願うという古来より日本に伝わる産霊(むすび)の信仰によるものです。
お正月以外でも、神社や神棚には注連縄が張られています。注連縄は、神聖な場所と他を区別する縄の事で、紙垂(しで)を4枚たらし、神聖な場所である事を示します。お正月は、家を清めてそこに歳神様を迎えるため、門前や玄関前にこの注連縄を張るようになりました。
牛蒡注連は、太い方を向かって右側になるように取り付けるのが一般的です。(皷胴締注連等の左右が同じ物はどちらでもかまいません)
お飾りの付いた注連縄で不浄を祓清め、幸福を願うという意味がこめられています。
古くは日本では松等の常緑樹は神様が宿るとし、家の門ぐちにこの神聖な木の枝を立てました。そして、歳神様はそれを伝って降臨すると信じられていました。これが門松の起こりです。
歳神様(歳徳神、お正月様等とも呼ばれます)は、新しい年の穀物の稔りを約束して下さり、私たちに生命を与え、見守って下さる尊い神様です。多くは歳棚・恵方棚等と呼ぶ棚を作っておまつりしますが、床の間におまつりする場合もあります。最近では神棚の下にたらしておまつりします。
守護矢・鏑矢は、魔除けになるといわれていますので、通常の正月飾りとは違い、1年を通して神棚等の清浄な場所に飾ります。
大祓式は、1年の厄災を祓清め、清浄な気持ちで新年を迎える事が出来るように祈念する神事です。また、除夜祭はその1年を無事に過ごせた事への感謝をし、新たな年を迎える為の、年の1番最後に行われる祭事です。
歳旦祭は、新しく迎えた年を祝い、歳神様に感謝をし、神前に皇室の弥栄(いやさか)・国家の安寧(あんねい)・氏子崇敬者の益々の御多幸を言祝(ことほ)ぐ祭事です。
■平日 | 9:00〜17:00 |
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■12月31日 | 9:00〜18:00 |
■1月 1日 | 0:00〜19:00 |
■1月2・3日 | 8:00〜18:00 |
■1月 4日〜 | 9:00〜17:00 |
古神札焼納祭とは、1年間お世話になった御神札やお守りを、感謝の気持ちをこめて、焼納する祭事です。また、新年を迎えるにあたり準備した正月飾り等も焼納します。
どうぞ、感謝を込めたおごそかな神事で、清々しき良き1年といたしましょう。
○ | お納め出来るもの | 御神札・お守り・御神矢・熊手など当神社で頒布された授与品。 |
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× | お納め出来ないもの | 餅・みかん・人形類・だるま・結納品・衣類・写真・仏具・不燃物・のし袋・年賀状・陶器・ゴミ・その他の日用雑貨品など。 |
? | 困っている物の取り扱い例 | 御塩をかけてお清めした上で一般廃棄物として処分する。 |
※最近、しめ縄・しめ飾りなどを境内に忘れて置いていく方がおります。禍事の元凶になりかねませんので、くれぐれもお気を付け下さい。
身内に不幸があった場合は、お亡くなりになった日から50日以内は、神棚へのお参りは避け、御神札の取り替えやお供え物、神棚の清掃等もひかえましょう。また、お正月飾りや神社への参拝も行いません。
※年末年始が50日以内にかかる場合は、50日が過ぎてから、神棚の清掃・御神札の取り替えを行って下さい。
身内の不幸より50日が過ぎてる場合は、通常通り神社より御神札を受けて取り替えましょう。神棚の清掃やお供え物も通常通り(米・酒・塩・水等)行って下さい。(お餅は構いませんが、鯛等の華美な物は避ける様にしましょう)また、神社への参拝も通常通り行っても構いません。
正月飾りは、お祝いの装飾品の付いた華美な物は避ける様にしましょう。(1年を通して張っておく注連縄は取り替えても構いません)
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